【生物生産学科セミナー】ゲノムから情動多様性の進化と社会生態学的機能を探る

【生物生産学科セミナー】ゲノムから情動多様性の進化と社会生態学的機能を探る

※本イベントの主催者は「生物生産学科畜産学研究室」です。
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日時2025年9月9日(火) 13:00~14:30
会場西東京国際イノベーション共創拠点「邂逅館」1階イベントスペース
主催者生物生産学科畜産学研究室(担当:新村毅)
問合わせ先TEL:042-367-5856
MAIL:shimmura@go.tuat.ac.jp
イベント内容

【生物生産学科セミナー】ゲノムから情動多様性の進化と社会生態学的機能を探る

講師:特任助教 佐藤大気先生 (千葉大学 国際高等研究基幹 大学院理学研究院)

動物の行動には、遺伝的背景や発達過程に由来する個体差が存在し、それは「性格」や「個性」として私たちにも馴染み深い現象である。一方で、こうした行動多様性がどのような分子・神経学的メカニズムで生じ、どのような進化的・生態学的意味を持つのかについては、いまだ多くの謎が残されている。本セミナーではまず、ヒトの情動多様性に関与する遺伝子の進化と機能変化に関する研究を紹介する。さらに、ショウジョウバエを用いた集団行動の実験を通じて、行動多様性と個体間相互作用が集団のふるまいに与える影響について考察する。特に、集団内に多様な個体が存在することが、集団全体の行動パフォーマンスを高める可能性に注目し、こうした「多様性効果」の定量とその遺伝的基盤の解明を試みた取り組みについて紹介する。これらの研究を通して、分子、神経、行動、集団にいたる多層的なアプローチから、動物の行動多様性の進化的起源と社会生態学的意義について考えたい。

参考文献:
Sato D.X. and M. Kawata (2018) Evolution Letters, 2(5):499–510.
Sato D.X. et al. (2022) iScience, 25(8):104800
Sato D.X. and Y. Takahashi (2025) Nature Communications, 16:5928

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